ESXi 5.0 が出たので、USBブート出来るようにした。

インストール中のESXi5.0


VMware ESXi(VMware vSphere Hypervisor) 5.0がダウンロード出来るようになったので、早速USBインスコしてみた。
5.0の最大のポイントは、蟹NICを一部認識するようになったことだろう(違)


また、5.0から image をdd出来なくなったようで非常に悲しいが、対応策がないわけもない。

  1. USBインストーラーを作る
  2. USBメモリをもう1本挿して、そこにインストールする

という手順を取れば、2本USB Diskは必要だが、*1CDに焼かなくてもエコにUSB ESXiを作ることが出来る。

基本的に手順はココに書いてある(主にP. 14あたり)


ダウンロードするのはこれ

  • VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64.iso


作業するクライアントはFedora15です。


まず、USBインストーラーの作成
(勿論 /dev/sdb にUSBがアタッチされてることを前提。他の場合は適宜読み替えること。)

# fdisk /dev/sdb
Command (m for help): p

Disk /dev/sdb: 4016 MB, 4016046080 bytes
124 heads, 62 sectors/track, 1020 cylinders, total 7843840 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x000c10c5

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1   *          62     7841759     3920849    c  W95 FAT32 (LBA)

こんな感じになっていればOK

  • w で情報を書き込み終了

作成したパーティション(1)を vfat32 でフォーマットする

# mkfs.vfat -F 32 -n USB /dev/sdb1

syslinuxを書き込む

# syslinux /dev/sdb1
# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=440 count=1
# dd if=/usr/share/syslinux/mbr.bin of=/dev/sdb bs=440 count=1

データを流し込む

# mkdir /tmp/usbdisk
# mkdir /tmp/esxi_cd
# mount -o loop -t iso9660 /path/to/VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64.iso /tmp/esx_cd
# mount -t vfat /dev/sdb1 /tmp/usbdisk
# cp -r /tmp/esxi_cd/* /tmp/usbdisk/
# mv /tmp/usbdisk/isolinux.cfg /tmp/usbdisk/syslinux.cfg
# sync
# umount /tmp/usbdisk
# umount /tmp/esx_cd


あとはこのUSBからブートして、インストール先をもう1本のUSBにすればOK。
というか、なんでこんなに面倒にしたのかしら・・・・。

*1:コメント欄で教えて頂きました!感謝