なんでもかんでもrpm化するのが美徳だと思っている

ところで何でもかんでもrpm化して管理することないんじゃね、と思う人もいるかもしれないけど、主にOps側からするとrpm化しておくメリットは凄く大きくて

  1. 管理・構築手順が減る(ついでに定義書や構築手順書も楽になる)
  2. 本番機にビルド環境が不要
  3. たとえchefやpuppetを使っていても、ソースビルドを本番機でとかありえない
  4. 複数台同じ構成がある場合でも、rpm -qaの出力をdiffするだけでざっくりの違いを読み取れる
  5. リポジトリを用意してkickstartに書いておけば、PXE Bootで完全な環境を一発で作れる

等々、あげだしたらきりがないくらいです。
複数台のサーバを管理する場合、極端な話sshのauthorized_keysや、サーバによって差異の出ないコンフィグ(たとえば、/etc/sysctl.conf とか)は全部rpm化しておくと、やっぱり一括で設定が終了して非常によろしげです。(もちろん一意の値は管理しなきゃいけないんですけどね)
パフォチューは特にRHEL6から入った tuned の俺々プロファイルをrpm化して配布すると非常にいい感じですね。

配布は、kickstart時に入れこんでしまうのがベストですが、その後ならtomahawkを使うのがよろしげです。
ついでなので、このtomahawk自体もrpm化しておくといいと思いますよ。

githubからcloneして

$ python setup.py bdist_rpm

とすればrpmになりますので。


ところで某社ではこの傾向がもっとステキな感じに突き抜けてて

ゲストOSもyum installで行けるという垂涎ものの素敵仕様。

miniascapeという形でGitHubにも公開されいます。
GitHub - ssato/miniascape: Virtualization miniascape - configs and data for libvirt KVM guests

今度時間あるときチャレンジしたいです、はい。

ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)

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